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厚さ20mmの長さ2800mm、幅180㎜の杉の一枚板フローリング材(1年半自然乾燥)を化学物質を使用しないで工事している場面です。
まず、ドリルで穴を開けねじ止めした後にダボを打ちヤスリで仕上げます。
面倒ですが、接着剤を使用しないためには、ダボ処理するしかありません。
一般的なフローリング施工では、合板を下地に敷いた上で接着剤と釘で止めてゆきますが、これでは無垢板を使用したとしても全くCS対応にはなりません。
大工さんと二人でやって、丸々3日掛かりました。
このフローリングと腰板には、入居される方がボランティアで米糠オイルを塗って頂きました。
尚、キッチンフローリングは、メルバウという広葉樹の一枚板です。オールステンレス製キッチンや大型冷蔵庫は重量があるため柔らかい杉では窪みができてしまいます。硬くて耐水性の高い無垢板が必用です。メルバウは、東南アジアからオーストラリアに分布している希少価値の高い木です。日本では「太平洋鉄木」と称され、非常に重厚で頑丈で耐水性が高い特性があります。外材でUV塗装された状態で輸入されたと思われます。CS反応はなく臭いが殆どありません。CS発症者には使えますが修正材でない一枚板は非常に高価です。
今回は、1ヶ月分の礼金をご負担して頂きました。